ayameのブログ

読んだ本の記録

森に眠る魚  著者 森田光代

五人の母親の
生き方・生活スタイルがリアルに描かれていました
私自身のママ友時代を嫌でも思い出させる内容でした
ママ友時代というのは
私が勝手に作った言葉です^^
ママ友というのは本当に
一時的なものなのかな...たぶん
(私個人の思い)
出産から小学校低学年くらいまでがピークで...
その頃に知り合った同じ学年の子を持つ母親同士の繋がりは
複雑で楽しくもありストレスでもあり
でもこの小説のようにある時ふっと繋がりが切れてしまう
不思議な人間関係
ママ友の実態に興味のある方もない方も
読んでみたら面白いかもです。
角田さんの小説面白いです
長編でしたが文章も読みやすかったです。
オススメの一冊です


遮光  著者 中村文則

初めて読む作家さんの本でした。
中村文則さんのデビューしたての頃の24・5歳の時に書いた小説。
とても読みやすい文章にグイグイ本の世界に入っていけました。
暗い内容の小説ですが、好きなジャンルです。初めて読む作家さんの本でした。
中村文則さんのデビューしたての頃の24・5歳の時に書いた小説。
とても読みやすい文章にグイグイ本の世界に入っていけました。
暗い内容の小説ですが、好きなジャンルです。


小説の主人公の気持ち・行動が自分の中にもある...のです。
話がそれますが
ピース又吉さんが「愛してやまない小説20冊」に
こちらの本も入っているのです
うなずけます。
私自身ピース又吉さんは大好きな作家さんの一人なので
なんとなく解るのです。
ピース又吉さん小説
ピース又吉さんの太宰治愛のところ
知的さ・暗さが好きなのです。
又吉さんのエッセイを読むとよくわかります
今度おススメとしてアップもしていきたいな。
私の
読書記録なので
本の解説や難しい言葉で伝える力はないので^^
思ったまま単純に面白かったか否かくらいの感想しか書けませんので^^
こちらの小説は良いです
暗いけれど重くはないです。
ピース又吉さんが好きなら読むべきです。


かわいそうだね?  著者綿矢りさ


とても面白く読めました
綿矢りささんの
発想・想像力は何を読んでもすごいですね。
妄想好きな人には、本当に面白いと感じるはずです。
樹理恵という、大好きな彼の為なら無理をしてでも
彼に好かれようとする。
一途な
仕事もばりばりこなす素敵な女性なのに...
ある日彼から
元カノを助けたいから、元カノを自分の部屋で住ませてあげたい。
と告げられる。
「許せないなら別れる」
そんな事を言われる樹理恵。
彼を大好きな樹理恵は、元カノを彼のもとで住まわせる事を
許可したものの...


彼への疑念がやってきて、ついには爆発


最後は彼女・樹理恵の痛快な爆発展開に
すっきりしました!
面白かった!!


そしてこの本にはもう一篇物語が収録されていて
タイトル
「亜美ちゃんは美人」
こちらもなかなかの面白さでした


女同士の複雑な友情関係を描いていて、女性なら
友達あるあるみたいなものを発見でき、痛いやら・悲しいやら・うなずけるやら


亜美ちゃんは美人でだれからも好かれていて
誰からみても羨ましい存在なのだけれど
心は満たされていなかったんだな...と。
美人な人の
心の奥に実は持っているかもしれないせつない心理
そんなものが描かれていたような


そんな亜美ちゃんの引き立て役のような
さかきちゃん
仲良くはしているけど、本当は亜美ちゃんを嫌い
だけれど
亜美ちゃんの寂しい虚しかった気持ちを知り
最後は本物の友情に変わっていく
素敵な物語でした。